焼型鉄瓶とは
焼型鉄瓶の製造工程
焼型鉄瓶は大きく分けて以下の工程で作られます。
1.原型づくり(木型・原型)
まず鉄瓶の形となる原型を作ります。
これは完成品の姿を左右する重要な工程で、
丸みや注ぎ口・持ち手とのバランスなど・細部まで設計されます。
2.焼型の製作(土型づくり)
原型をもとに土を使って鋳型を作ります。
この土型は一度きりしか使えない 「使い捨ての型」 です。
形を作った後、高温で焼き固めることで「焼型」が完成します。
この工程によって、
●型が非常に硬くなる
●鋳肌(表面)がきめ細かくなる
という特徴が生まれます。

3.鋳込み(いこみ)
完成した焼型に溶かした鉄を流し込みます。
鉄の温度、流し込む速度、型の状態など、すべてが仕上がりに影響するため、職人の経験が不可欠です。
冷えて固まるまで、じっくりと待ちます。
4.型ばらし・仕上げ
鉄が完全に固まったら、焼型を壊して中の鉄瓶を取り出します。
焼型は一度壊すと再利用できないため、同じ鉄瓶は二つと存在しません。
その後、バリ取りや口元の調整など、細かな仕上げ作業を行います。

5.釜焼きによる内部処理・最終仕上げ
釜焼きとは、鋳造したばかりの鉄瓶を炭火で800°C〜900°Cの高温でじっくりと焼き上げる工程のことです。
この作業によって、鉄瓶の内側に「酸化皮膜」と呼ばれる薄い膜が形成されます。
サビを抑え、安心して日常使いができるようになります。
焼き上がった鉄瓶の内側は独特の灰色をしているのが特徴です。
最後に検品を行い、焼型鉄瓶が完成します。
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