細部にまで拘って造られた角型の美しいフォルムの鉄瓶です。

小ぶりながら、どっしりとした重厚な造りです。
インテリアとして飾っておくのもおしゃれで素敵です。

枯山水の構成の1つ「石庭」をデザインした鉄瓶です。
枯山水とは、石や砂などを用いて水が流れる風景を表現した日本庭園です。

日本庭園の風景を象徴した石や砂などの要素を、鉄瓶の形状や文様に取り入れました。

丸型の鉄瓶と比べて、独特のデザインや文様を持ち、庭園の雰囲気を鉄瓶の中に取り込んでいます。

鉄瓶の角面には枯山水で描かれる「砂紋」と言われる砂や小石の文様が施されております。
蓋にも砂紋文様を施しております。
蓋は本体の中に納まる姥口タイプです。

茶の湯の世界において、庭園は非常に重要な要素であります。
その美しさの要素を鉄瓶に取り入れることで、お茶の時間がより深く豊かなものにしてくれます。

鉄瓶・急須は上下、または左右の型を合わせて製作しますが、角型は丸型に比べて型を結合させるのが難しくなります。

鉄瓶・石庭は高度な技術によって製作されております。

内側は伝統技法「釜焼き」による錆止め仕上げ。
釜焼きは鉄瓶を高温の釜に入れて焼成することで行われます。
この工程により、鉄瓶の表面に酸化皮膜が形成されます。
酸化皮膜が形成されることによって、鉄瓶の鉄分が安定化されます。
沸かしたお湯の風味が向上し、錆や腐食が防がれます。
釜焼きによる錆止め仕上げは、古来から伝わる伝統的な技法です。

外側は天然漆焼付け仕上げ。
天然漆焼付け仕上げは伝統的な製法で、鉄瓶表面に天然漆を塗布し焼成しております。
この製法により、鉄瓶の表面を保護し錆や汚れから守ります。
また、天然漆は耐久性が高く鉄瓶の風合いや色合いが長期間にわたって美しく保たれます。

弦（取っ手）を倒せます。
収納にも便利な仕様になっております。

容量はやや小型のサイズの約0.8L。
ちょっとしたティータイムや1人～2人用のお茶の時間に最適なサイズです。

熱源はガス対応。


製造発売元：壱鋳堂
サイズ：径15.5cm×12.5cm×高さ（ツル含む）17.5cm
注ぎ口径：約5.2cm
底部径：約7cm
重さ：約1.4kg
容量：約0.8L
素材：鉄鋳物（内面：酸化皮膜仕上、外面：漆焼付仕上）
生産国：日本（岩手県）
対応熱源：直火（中火以下）、電気コンロ
包装形態・付属品：専用箱、取扱説明書


※別売りオプションの敷物・釜敷 六角亀甲（大）セット例を商品画像に載せておりますのでご確認ください。


This square-shaped tetsubin has a beautiful form and is made with attention to detail.

Although small in size, it has a sturdy and massive structure.

It would be fashionable and nice to display it as an interior decoration.

This tetsubin features a design of a 「stone garden」 which is one of the compositions of Karesansui (dry landscape garden).

Karesansui is a Japanese garden that expresses a landscape of flowing water using stones and sand.

The corner surface of the tetsubin expresses the sand pattern depicted in Karesansui.
The lid is also decorated with a sand pattern.
The lid is an ubakuchi type that fits inside the body.

Tetsubin are made by matching the top and bottom or left and right molds, and it is more difficult to join the square molds than the round molds.

Tetsubin are made with advanced techniques.

The inside is finished with a rust-resistant finish using the traditional 「kama-yaki」 technique.
Kamayaki is done by firing the tetsubin in a high-temperature oven.
This process forms an oxide film on the surface of the tetsubin.
The oxide film stabilizes the iron content of the tetsubin.
The flavor of boiled water is improved and rust and corrosion are prevented.
Rust-proofing by kettle firing is a traditional technique that has been handed down since ancient times.

Natural lacquer baking finish on the outside.
Natural lacquer baking finish is a traditional method of applying natural lacquer to the surface of the tetsubin and firing it.
This process protects the surface of the tetsubin from rust and stains.
Natural lacquer is also highly durable and keeps the texture and color of the tetsubin beautifully for a long period of time.

The handle can be collapsed.
It is also convenient for storage.

The capacity is approximately 0.8L, a slightly smaller size.
It is the ideal size for a small tea time or a cup of tea for one or two people.

The heat source is gas compatible.
※It cannot be used with IH.

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・Pinkoi
https://pinkoi.com/product/s5uBCKVs

●壱鋳堂の歴史

壱鋳堂は2009年に誕生した日本の工芸品の新しいブランドです。
400年を超える歴史の南部鉄器。
従来のデザインの南部鉄器を現代にマッチしたデザインにすることで、より多くの人に岩手の伝統工芸の良さを知って欲しい。
そんな思いから壱鋳堂は生まれました｡
スケッチから､原型製作まで一人のデザイナーが行なうことで､仕上がりにデザイ ナーの意図が充分に反映出来るものづくりが壱鋳堂の特徴です｡


デザイナー紹介・中村義隆氏

都市や学校などのシンボルマークを手がけるグラフィックデザイナーとして活躍する一方、自身がデザインしたティーポットがMoMA/ニューヨーク近代美術館のカフェでサービングポットに採用（2004年）されるなど、鋳鉄工芸品業界に於いて数多くのデザイン実績を持つ。
2000年：(財)札幌市芸術文化財団主催ビアマグランカイ3 入賞
2001年：岩手県特産品コンクール　工芸・生活用品部門 金賞
2004年：ニューヨーク近代美術館(MoMA)カフェ導入。南部鉄ティーポット
2010年：(財)金津創作の森主催 第5回酒の器展 入選
2012年：「キャストアイアンケトル」グッドデザイン賞受賞