形に込められた由来と意味をわかりやすく解説 南部鉄器の鉄瓶を見ていると、突起のある独特のデザインに出会うことがあります。
この形は「算玉形」と呼ばれ、鉄瓶を代表する意匠のひとつです。
算玉形とは? 算玉形とは、そろばんの玉の形をモチーフにした鉄瓶で丸みを帯びた形状が特徴です。
鉄瓶の中でも、非常に古くから使われてきた伝統的な意匠です。
算玉形の由来
なぜ「そろばん」なのか
商いの道具「そろばん」から生まれた形 算玉形の由来は江戸時代から明治にかけて人々の暮らしに欠かせなかった「そろばん」にあります。
そろばんは、
●計算
●商売
●家計管理
など、生活と密接に結びついた道具でした。
そのため、そろばんの玉は「富」「繁盛」「堅実」といった意味を象徴する存在でもありました。
縁起の良い意匠としての算玉形 鉄瓶は茶の湯や日常の湯沸かしに使われるだけでなく、贈答品や格式ある道具として扱われることも多かった器です。
算玉形は、
●家運隆盛
●商売繁盛
●堅実な暮らし
を願う意味が込められ縁起の良い形として好まれてきました。
算玉形の美しさは「均整」にある 算玉形の鉄瓶は、突起の大きさ・間隔・配置が少しでも乱れると全体の印象が崩れてしまいます。
そのため、
●型作り
●鋳込み
●仕上げ
のすべての工程で、高い精度が求められます。
一見素朴に見える算玉形ですが、実は職人の技術力が最も分かりやすく表れる意匠のひとつです。
算玉形は意味と美しさを併せ持つ南部鉄器の象徴 算玉形は単なる模様や装飾ではありません。
●そろばんに由来する縁起
●南部鉄器の実用美
●職人の高い技術
これらが重なり合って生まれた、意味を持つかたちです。
鉄瓶を選ぶ際には、ぜひ「形の由来」にも目を向けてみてください。
きっと、道具への愛着がより深まるはずです。
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