※手作業による着色のため、色合いに個体差がございます。
2021年日本民藝館展入選作品。
鋳物師・葛巻元氏作の手造り鉄瓶です。
葛巻元氏は虎山工房の三代目虎山前田知行氏に師事。
現在は独立して南部鉄瓶紅蓮堂を設立して、鉄瓶の伝統的な製法や技術を受け継ぎながら、独自の作風で鉄瓶を創作しています。
葛巻元氏の鉄瓶は、伝統的な南部鉄器の特徴である鋳肌を生かしながらも、現代的なデザインやアプローチが取り入れられています。
一点一点丁寧に伝統技法(焼型法)により仕上げられております。
「薄肉美麗」と呼ばれる薄くて美しい仕上がりの鉄瓶です。
鉄瓶表面は鋳物本来の質感を感じられる鋳肌文様を施しております。
鋳物の表面には微細な凹凸があり、これが鋳肌文様と呼ばれます。
鋳肌文様は鋳物の伝統的な製法や素材の特性を活かしたデザインとして、鉄瓶の美しさを高めています。
蓋の摘みには虫食いと呼ばれる穴の細工が施されております。
虫食いは、虫が食べた跡や穴が生じることからその名がついています。
虫食いは枯れた風情を醸し出し、華やかさだけでない日本の美意識「侘び寂び(わびさび)」を表現しております。
侘び寂びは日本の文化や精神性を象徴する大切な概念であります。
弦(取っ手)は「張り弦」という手法で取り付けられております。
多少可動しますが構造上によるもので不良品ではございません。
内側は伝統技法「釜焼き」による錆止め仕上げ。
釜焼きは鉄瓶を高温の釜に入れて焼成することで行われます。
この工程により、鉄瓶の表面に酸化皮膜が形成されます。
酸化皮膜が形成されることによって、鉄瓶の鉄分が安定化されます。
沸かしたお湯の風味が向上し、錆や腐食が防がれます。
釜焼きによる錆止め仕上げは、古来から伝わる伝統的な技法です。
外側は漆・おはぐろ焼付け仕上げ。
鉄瓶を炭火で400度程度に加熱し,下塗りとして表面に刷毛を用いて漆を焼付けます。
下塗りの終わった鉄瓶を再度加熱して,おはぐろ(鉄片を漬けた酢酸鉄溶液に茶汁を混ぜ合わせた汁)で仕上げ塗りをします。
この工程により鉄瓶に美しさが得られ、風合いや色合いが長期間にわたって美しく保たれます。
容量は約1.1L。
1.1Lの鉄瓶としては軽量であるため、取り扱いが容易で持ち運びもしやすく使い勝手が良い鉄瓶です。
熱源はガス・100VIH調理器対応。
※200VIH調理器でお使いの場合、強火で加熱すると底部が変形・穴が開く可能性がございます。
中火以下でお使いください。
※Due to the hand-coloring process, there are individual differences in coloring.
Selected Works for the 2021 Japan Folk Art Museum Exhibition.
This is a handmade tetsubin (iron kettle) by Gen Kuzumaki, a master iron castor.
Gen Kuzumaki studied under the third generation Kozan Maeda Tomoyuki of Kozan casting works.
He has now established his own company, Nanbu Tetsubin 「Gurendo」, and creates tetsubin in his own unique style, while inheriting the traditional manufacturing methods and techniques of tetsubin.
Gen Kuzumaki's tetsubin incorporates a modern design and approach while utilizing the cast iron skin characteristic of traditional Nambu tetsubin.
Each piece is carefully finished using traditional techniques.
Beautifully finished tetsubin.
The surface of the tetsubin is decorated with a beautiful cast iron skin pattern.
The surface of a cast iron kettle has minute unevenness, which is called a cast iron skin pattern.
The cast skin pattern enhances the beauty of the tetsubin as a design that takes advantage of the traditional manufacturing method of casting and the characteristics of the material.
The lid knob is decorated with holes.
It creates a withered look and expresses Japanese 「wabi-sabi」, which is not only glamorous but also elegant.
「Wabi-sabi」 is an important concept that symbolizes Japanese culture and spirituality.
The handle is constructed to move slightly.
The inside is finished with a rust-resistant finish using the traditional 「kama-yaki」 technique.
Kamayaki is done by firing the tetsubin in a high-temperature oven.
This process forms an oxide film on the surface of the tetsubin.
The oxide film stabilizes the iron content of the tetsubin.
The flavor of boiled water is improved and rust and corrosion are prevented.
Rust-proofing by kettle firing is a traditional technique that has been handed down since ancient times.
Natural lacquer baking finish on the outside.
Natural lacquer baking finish is a traditional method of applying natural lacquer to the surface of the tetsubin and firing it.
This process protects the surface of the tetsubin from rust and stains.
Natural lacquer is also highly durable and keeps the texture and color of the tetsubin beautifully for a long period of time.
The capacity is approximately 1.1L.
Being lightweight for a 1.1L tetsubin, this tetsubin is easy to handle, easy to carry, and easy to use.
Compatible with gas and induction cookers.
※Do not use on high heat.
Doing so may cause cracks or holes.
作家の手作業により綺麗な鋳肌を施しております。
真上から。
蓋にも肌文様を施しております。
蓋の摘みには虫食いと呼ばれる穴の細工が施されております。
底部中央のツルっとした部分はへそと呼ばれております。
ヘソは鋳鉄(溶かした鉄)を流し込む穴を埋め戻した痕跡で、焼型鉄瓶(作家作)の証しです。
刻印は作家の印「紅蓮」と刻まれております。
※刻印デザインは、製造ロットにより異なる場合がございます。
弦(取っ手)は「張り弦」という手法で取り付けられております。 構造上多少可動します。
弦(取っ手)後ろ側。
注ぎ口。
全体像。
釜焼きとは約900度の炭火で焼くことにより、サビ止めの酸化皮膜を形成させる伝統技法です。
皮膜に色のムラが生じていることがありますが、製造上によるもので、ご使用上問題ございません。
ギフトラッピング対応しております。
化粧箱
伝統証紙・しおり
ラッピング例
釜敷 丸アラレ(大)17002 セット例
釜敷&鉄瓶
作者:葛巻元氏
サイズ:径17.5cm×14.5cm×高さ(ツル含む)22cm
注ぎ口径:約7.2cm
底部径:約8.3cm
重さ:約1.46kg
容量:約2L
素材:鉄鋳物(内面:酸化皮膜仕上、外面:漆焼付仕上)
生産国:日本(岩手県)
対応熱源:直火(中火以下)、IH調理器(中火以下)、電気コンロ
包装形態・付属品:専用箱、しおり
●注意事項
表示容量は、満水時の容量です。
実容量は、表示容量の約7分目程となります。
●内側について
本商品は内部にホーロー加工を施しておりません。
釜焼により酸化被膜を作り錆び止めをしております。沸かしたお湯に鉄分が含まれております。
※釜焼……約900度の炭火で焼くことにより、表面のサビ止めの四三酸化鉄の皮膜を形成させる伝統技法です。
皮膜に色のムラが生じていることがありますが、使用上問題はございません。
●IH調理器でのご使用について
200VIH調理器でお使いの場合は、中火程度でご使用ください。
強火で加熱すると、底部が変形、割れる可能性がございます。
●ギフトラッピング・のしについて
ギフトラッピング・贈答用のし無料にて承ります。
※包装紙の色や柄は、当店にてその都度ご用意させて頂くものとなります。
ご指定・ご要望等は承っておりませんので予めご了承ください。
●外国語の取扱説明書ございます
英語・中国語の取扱説明書を用意しております。
ご希望の方は、ご購入時ショッピングカート画面にて、必要な言語の取扱説明書をご選択ください。
商品説明
紅蓮堂・葛巻元氏作の手造り鉄瓶です。 2021年日本民藝館展入選作品。 鋳物本来の質感を感じられる鋳肌文様を施した美しい仕上がりの鉄瓶です。 容量約1.1L。内面素焼き・酸化被膜仕上。
商品仕様
製品名: | 紅蓮堂 葛巻元氏作 南部鉄器 鉄瓶 ひびき1.1L |
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型番: | GD-06 |
メーカー: | 紅蓮堂 |
外寸法: | 幅175mm × 奥行145mm × 高さ220mm |
製品重量: | 1460g |
区分: | 新品 |
ご希望の方は、簡単ではございますが無料でラッピングを施させていただきます。
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